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〜Taj Miherich interview〜
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TAJは普通の人と違う他の多くのライダーとは違う振る舞いをし、我々と大きく違う角度から物を見る。唯一彼が「普通」なのは彼がライディングを愛していると言う事実のみだ。しかし彼のライディングに対する姿勢は決してありきたりなものではない。
プロへのインタビューの多くが同じ様な事柄について何度も何度も話されがちだがこれは違う。TAJ自身が本当に話したい事、その事のみに絞ってみた。人によってこれが「TAJ」だと見る人もいれば理解すらしない人もいるだろう。
いずれにしろこれが真実のTaj Miherichだ。
スポンサーを選ぶとき、何を考えて選ぶ?
ライディングはずっと自分にとって大切な物であり、エネルギーと創造力のはけ口として、絶対仕事にしたくないものであり、絶対傷つけたくないものだ。ライディングを続ける上で、関わらなければいけない事ってあるけど、それが本当に全て、自分の信念に100%沿ったものかどうか確かめるのに努力し続けている。何故なら自分のせいでそれをメチャクチャにしたくないから。これから先、自分のライディングにルールや型を嵌めるような事はないんじゃないかな。常に自分がしたい事をやらなきゃ。
ただ枠を嵌めなきゃなんなくなったらそれがライディングに影響を与えるもので、かつ絶対避けて通れないとしたらその時はそれを自分の人生の転機にしたい。
なんで1997年にホフマンバイクスを辞めたの?
うーん、コンテストに出ることに燃え尽きた。その時はESPNのコンテスト全部を回っていて 疲れが抜けなかった。楽しめなかった。正直言ってマット(ホフマン)は一度も「大会に出ろ」と僕にプレッシャーを掛けて来たことはなかったし、もし僕がコンテストに出なくとも、スポンサードを続けてくれると本心から言ってくれた、でもすっきりしなかった。あのコンテストは好きじゃなかったし、運営方法にも疑問があった。ESPNの人間も好きじゃなかった。でもそのコンテストはマットが運営していた。だから僕はチームに残ることは正しい事じゃないと感じた。マットについては、自分が今まで会った人の中で最も凄い人と言う位にしか言い表せない。彼を一言で表現する事は僕には難しすぎる。
例えそれが数日間の事とは言え、あのコンテストは自転車を仕事に変えてしまっていた。自分の出番だけしか乗れず、ただこなさなきゃいけない事もあった。最悪な警備員や、スケジュールをやりくりしなきゃなんなかったし、それに耐えられなかった。
ホフマンバイクスを辞めたとき、すでにTerrible Oneを起こす計画はあったの?
僕はもう自転車の製造に関わる立場からはやる事は何もないというつもりでホフマンバイクスを辞めた。前に言った様にマットは世界で1番、凄い人間だと思っているし、もしマットの為に乗れないというなら当然他の誰かの為に乗る事はあり得ない。そうすると何か仕事を見つけて、週末乗るために働くそれが自然の成り行きだったろうね。ライディングは仕事にしたくなかったから。で、いざ自転車を買おうと思ったら、気に入るようなものが見つけられなかった。僕は興味もあって、自転車会社間の駆け引きや、何がそれぞれの会社の中で起こっているのかという事に深く突っ込んで見たけど、自分が手助けしたいような会社は見つけられなかった。それで暫く自分だけの為に乗った後、色んなことに対して欲求が出て来た。自分に対して思うことにも。「これを10年もやって来て、何よりも好きな事だ。もっと自分の理想に近くなるようにやって、成功させたい。」それが「TerribleOne」が生まれたきっかけかな。例え小さな会社でもそこから生み出される何かと比べることによって、僕がライディングの中に見つけたものを、みんなにも気付かせられる事も出来ると思う。
ビジネスをやって行く事はどの位ライディングに影響している?
大変だね。僕らのビジネスが自転車を作って、売って、24時間BMXを扱う仕事だけれど、ビジネスとライディングの区切りをつけるのは上手く行っている。ビジネスは本当にライディングそのものとは感じないしね。今はまだ違うものと思える。確かに自転車に乗る時間を削らなければならないけど、見方を変えればいいことでもあると思う。規則正しくしなきゃなんない。乗れる時は、ある意味解放されて、それが凄くいい。初心に帰らせてくれる。すごく頭をスッキリさせてくれるし、色んなことを考えさせられる。でもビジネスは本当に難しい。僕の人生を大きく変えたね。
去年のウッドワードで行われたESPNのコンテストに出たけど、楽しめた?
うん。あのコンテストは楽しかった。あのコンテストにはESPNの嫌な部分が見当たらなかったと思う。ビーチでのコンテストじゃなかったし。何がどうなっているのか何も分かってないような最悪な観客がいなかったからね。ウッドワードでは、皆がライディングするし、さもなければ少なくともライディングが好きな人達だからね。僕にとっての最高の出来事といえば、友達全員がいて、一緒に乗ったり色々出来た。たとえストリートコースで乗れなくとも、外に50カ所は乗れる場所があった。それがコンテストのいいところだ。・・・友達と一緒に過ごせて、乗れて、楽しめる。
今年は何回かコンテストに出るの?
そうだね。結構前向きだね。気にはしている。コンテストに対して今は本当に違う視点を持っている。ウッドワードでは本当に有意義な時間を過ごしいい順位も取った。(2位)ESPNの連中はインタビューさせてくれとせがんできたが奴らに「No」といい続けたのは心の底から面白かったね(笑)そんな事は知った事ではないね。堂々巡りをさせるのはかなり面白かったけど。テレビに出たくない人や、インタビューを受けたくない人の考えを全然分かってない。どうなっているのだろうね。
「君がコンテストに出なきゃ」と誰も言わなくなってから、プレッシャーが減った?
ああ、それが一番いいことだね。僕とジョー(リッチ)が会社に望む事でもあるし。コンテストをもっと身近なものにしたい。本当に一握りの人間がスポンサードされて、又は望まないのにコンテストに行かされたりしている。コンテストは長い間そういうものとして存在し続けている。コンテストはそんなにマジな物じゃない。でも明らかに"コンテスト"はその名の通り競技、競争という形式をとっているけど、僕にとってコンテストはそういうものじゃない。
ライディングの好みは?リアルストリートか、ダートか、それともスケートパークで乗るのが好き?
最近、ストリートに限っては、"奴ら"の為に少ししぼんでる。オースチンでは取り締まりがある。警察は手におえないよ。耐えられない。警官とやりあって、違反キップを切られた時はマジに頭に来たね。それ以来なんか気分が悪くて、ストリートは避けてるんだ。今の僕にとってのストリートは、近くの学校の敷地をマニュアルしたりバニーホップしたりして全力疾走で走り抜ける事ぐらいだな。セッションのために止まって(階段やレールを)吟味したりすることはなくなった。ストリートに関してはこの所進歩がないな。楽しいけど、もうオマワリや警備員と揉めたくないから、そんなにマジに乗り込んだりしない。今乗りに行くのは、僕が全力で乗っていても大丈夫な、誰にも煩わされない、どっかのジャンプスポットか、スケートパークだね。
最初、君とジョー(リッチ)がテリブルワンを始めたとき、かなりの注文があったと思うけど、実際そんなに見かけない。その辺はどうなの?
ジョーと僕がこのビジネスを始めたとき、かなり神経質になっていた。チャリンコを作るのがこんなに大変だとは想像すらできなかったよ。僕らは大量生産を請け負う会社に出向いた。彼らは最初の出荷分を4週間で仕上げると約束してくれて、直ぐにプロトタイプを作ってくれた。全てが上手く行っていたハズだった。僕らは100%4週間後の納期に自転車を受け取れると信じていた。で、6カ月過ぎて、僕らはまだ最初の注文分ですら全部受け取っていない。大量生産の自転車は作りがラフだしね。そんなに大変には見えない、いや、たぶん大変じゃないが、でもダメそうだな、と思うことは全部ダメな方向に行っている。僕らはまだ計画を練り直すところにいる。ちゃんと製品を受け取れるように、金策について考えて、少なくとも信頼の置けるようなスケジュールを立てるように取り組んでいる。この先も大量の在庫を常時抱えることはできないと思うけど、細く長く、小さな会社であり続けるだろう。少なくともいくらかの注文はあるような。
注文の量にビックリした?
本当に驚いたよ。最初のオーダーの10倍は軽く売れると思っていたし、最初のオーダーは凄いことになると思っていた。(笑)今は、6カ月たって在庫は無く、注文は閑古鳥。広告を打つのにさえヒーヒー言っているのだから。どーなってんだい。
なんでロビーモラレスとポールブキャナンをスポンサードしようと思ったの?
そう、2人とも凄いライダーだし、なにより僕らのイメージに合った。どっちも「コンテスト命」のライダーじゃないけれど、凄いライダーであることは疑う余地は無い。これは僕らの哲学を実践するのに、彼らがスポンサードされる価値が十分あることを見せるのに、又とない絶好の機会だと思った。それに競技を離れてもいい奴らだし。一緒にいるのが本当に楽しい。僕らにとって、彼らは無くてはならない存在だね。
仕事が終わった後、暫く全く自転車から離れたい、と思う?
それがおかしいんだ。馬鹿みたいな事が色々まわりで起こっている時には、なんでこんなことやってんだろう、なんでこんなこと心配してんだろう、と思う。自転車に乗る、という事は僕にとって考える以前に体の一部になっている。チャリンコに飛び乗って、どっかに考えに耽るために乗りに行く。で、乗った途端、なんでこれが自分にとって重要で、意味のあるものなのか思い出すんだ。乗ることが、もう一度自分を集中させて、何をすることが必要か考えさせてくれる。
テリブルワンのフレームはスタンダードのフレームに似ている、と言う人がいるけれど、正直言って、ムダがないいいデザインだと思うけど。
僕も飾っているとこがあるとは思わない。それにスタンダードの自転車が悪い自転車だという気も無い。リックモリターノは好かないし、手助けもしたくない。奴がしている色んな事も認めない。だからスタンダードには乗りたくない。それが会社を始めた切っ掛けとは言わないけれど、スタンダードの自転車は凄くいい。多分奴の会社のものじゃなかったら乗ってるんじゃないかな。
プロとして必要なものはなんだろう?
辞書に定義されているプロライダーという意味以上には考えた事はなかったな。基本的に自転車に乗ることで金を得ている人、という風には思う。僕自身にとっては、プロ、とはなによりも責任だと思う。BMXとは何の為にあるのか、と言う事を伝えて行くスポークスマンだ。その責任から僕は逃げ出すことは出来ないだろう。模範になるようにする必要がある。僕が思うに、いったんプロになったら、それだけでこのスポーツをある方向へ、もう1つの方向へ動かしている。ライディングを通してか、又はBMXという産業の中から、誰かを助けたり進歩に貢献したりする事のどちらかで。プロには大きな力がある。だから僕は発展させる方向に向かせる事、又はそうしようとする事に重大な責任を感じる。僕は金より、BMXその物に対して寄与したいと思っている会社にサポートして欲しいと強烈に感じてる。プロライダーはもっとBMXの世界をよく見据えるべきだと思う。みんなが自身の利益を判断基準にして動いているという話を聞いて、バカ言ってるんじゃないと思う。プロはBMXを発展させる方向に向ける必要があるし、BMXのBの字も知らないようなスポンサーからなんかを貰うだけの資格じゃない。マウンテンバイクを作ってる多くの会社の様に、BMXにハナクソほどの知識も無いのに、なんであのクソッタレ共を巻き込んで、こっちもその手助けをして、自分らの世界の主導権を握らせて、方向性を決めさせているんだ?これは俺たちのものだ。俺たちライダーの。マウンテンバイク会社のクソッタレな猿共の物じゃない!
メディアにおける露出度が最近増えて来て、BMXにそぐわない様なヘンな会社のスポンサードで金を貰っている人達もいるみたいだけど、それについてはどう思う?
僕の回りで起こっている事を見る度に本当に驚いたり、一言言いたくなったり、失望したりする。時々僕の友達も信じられない事をやっているのを見たりする。自分自身も気を付けないといけないし、彼らにもそれを気付かせなければならない。たまに考えさせられる。彼ら、プロや普通のライダー達が、彼らがやっている事を好きじゃない、とは思わないけど。中には恥さらしな事をして金を稼ぐことを悪いと思っていない奴らもいる。それとこれとは別、という風に割り切れて、楽しんで乗っているなら別にいい。でも僕はそんなに風に割り切れない。僕らがやることは影響力がある。僕は誰かのポリシーを腕ずくでも考え直させたいとは思わないけど、ライディングは僕にとってかけがいの無い物だ。今度はその機会を僕が他の人達に与えて行きたい。人々があの思わせ振りなサングラスのイメージや、いくつかの誇張、紙っ切れを追い回す人間を待ち構えている金への羨望に捉われている間は、ライディングがそう素晴らしいものには思えない。前にも言った様に、僕がしたくない事がされる事で、僕にとっての乗るってイメージが砕かれて、仕事に変わってしまうことを常々恐れている。だから関わらないようにしている。それがさっき言った"責任"に掛かってくるんだと思う。つまり、たくさんのヘンテコな事が続いているけど、言う事を何でもやる奴に幾らでも金を払うクソ共に対して、僕の友達や、他のプロが嘲笑して、そいつらに消え失せろ、と言ってくれることを願う。こういう事をなんら左右出来ないけど、ライディングはカッコよくて、最高のものだから、そういう奴らを自然と拒む雰囲気を作って行ければいいんだけど。現時点で見て取れる、色んな誇張やうわべだけの華やかさは、本当の姿を表してはいない。その答えが何であるかは分からない。もう少しみんな思慮深くなって、金以外に、誰が手助けしているのか、何で手助けしてくれているのか考えてみて欲しい。
ジョーと君がテリブルワンをやろうと思った時はどんな感じだった?
ジョーも僕と似た様な事を経験しているね。ジョーの事についてどれだけ言っていいか分かんないけど、ジョーがスタンダードを辞めて、彼は全てに幻滅していたように思う。僕も同じ様な感じだった。彼はただ、誰かにこれから何するの?と聞かれたり、スポンサーに悩まされる事無く乗りたかったんじゃないかな。それがちょうど僕がそう思っていた時期と重なった。彼がスタンダードを辞めた次の日、僕もホフマンを辞めた。会社を作るつもりなんて全然無かったけど、僕らの人生は運命づけられていた。彼も僕と同じ境地に達したのだと思う。今までのやり方のままじゃハッピーになれないってね。それはバカげていた。自転車に関わる事に時間を費やしているのだから、僅かでもいいから、少なくともハッピーでいられる場をその中に見つけないとね。
それは見つかった?
と思う。別にでっかい商売をしているとか、絶大な権力を持った、とかそういう事じゃない。でも僕らは強力な影響力を持っている。今まで僕らも人とはちょっと違った事をするのに、自分達自身にヤル気を起こそうと回りの人を盛り立てて来ているんじゃないかな。わからないけど。僕らと同じ立場で考えているような子供達からメチャメチャ沢山の手紙を受け取るけど、その事を本当に見直させられてる。回りからは、子供達は考えたり読んだりしない、ただ写真を見ているだけ、という話をいつも聞かされて来た。みんな本当にそういう風に考えているのかと思うとガッカリする。僕は本当にBMXについて考えている子達がいるのを分かっているからね。そういう子供達から慕われたり、手紙を貰ったりするのはサイコーだ。今のこの立場は気に入っている。基本的にまだ何にも売ってはいないけど。
テリブルワンを始める前から君とジョーはいうまでもなくいい友達だけど、ビジネスを一緒にやる、という事が友情に大きく影響してる?
確かにジョーはぼくの親友だ。起業の為に書類にサインをした時、基本的に結婚証明書みたいなもんだ、と冗談を言っていた。ジョーはくそったれな仕事を僕にさせたり、なにかに集中させるのが上手いんだ。いいんじゃない。時々お互いストレスも溜まるけど。一日中狭いオフィスに閉じ込められて、何から片付けて行かなきゃいけないか考えたり、たまに下らないことで口論して、年寄りの夫婦みたくケンカしてる。(笑)本当に似た者同士って事なんだろうね。僕が思うに、僕らはそういう事をどうやって処理するか、仕事上のストレスを友情に持ち込まないようにするかには頭を使ってると思う。ずーっと稽古みたいなものだね。はっきり言って。誰も仕事の為に友情は壊したくない。一種の戦略だな。今その扱いを学んでいる。
誰か他の人から仕事についてアドバイスしてもらったりしている?
ああ。僕にとって、マットホフマンとクリスモーラー(S&Mの社長)は僕らがやりたい様な事を本当に沢山やっているし、それについて尋ねるのは大した事ない簡単な事なんだ。2人とも僕らと仲がいいし、本当に喜んで手助けしてくれる。前の質問で言ったような事を一通り経験して来ているから、彼らは大きな助けとなっている。
BMXに乗って来て、過去を振り返ってみて、やり直したい事はある?
(笑)それは先月号のライドに書いたサングラスの事だね。小さい頃レースを始めた時、最初に何をすればいいのか分からなかった。だからBMXの雑誌を片っ端から読み漁って、プロの写真全員分に目を通した。それで辿り着いた結論が、もしオークレーのレーザーブレード(サングラスの名前)を着けてレーストラックに行かなかったら、世界で1番のダサイ奴に見られるって事。(笑)そういう物を買うのに多分2カ月分の給料を貯めなきゃなんなかったじゃないかな。それが子供がプロを見ている。君が思っている様な事を考えている、という裏付けであると。プロは誰かが物を売るのに借りる掲示板代わりだから、僕自身は本当に厳しい規律を自らに課す必要があると思う。僕は自分を貶めるようなことは神に誓ってしない。BMXが今メジャーな事は素晴らしいと思う。多くの人が始めるようになって、同時に世間への露出も増えて行くだろう。僕はそれでいいと思う。BMXが健全で、みんながそれに心を砕いて、その成長を助けてくれるなら。ダメになって乾き切るまで、人が集まっている内に絞れるものは全部絞り取ってやろうという事がないなら。作る側の人間にも望みたい。・・・プロや、思いのままにこの世界の行く末を決められる人々に・・・もっと方向性を持つために努力をする事を。それがこの世界を正しい比率で成長させて行けると思う。小手先の技術や何かを武器に飛び込んでくる大企業が多々あるが、奴らは自分達が何をしているか分かっていない。BMXの世界に押し入って来て、幾らかの金をかっさらって行く。それでBMXの世界ではそんなに金は稼げない事を悟って、テレビからも忘れられて、収入も見込め無くなったら、結局去って行く。目も当てられない。巷に溢れる大袈裟な表現が、現実よりもっと多くの金がこの世界にあるように見せている。結局、テレビとかそんなものが無くなれば、BMXは本当はそんなに大きなものじゃ無かった、って事が分かるんじゃないかな。金が稼げないからそう言った会社は引き上げて、全部おじゃんになる。もしBMXの世界を方向性に気を配っていて、金以外にも賭けるものがあるなら、その上大金が動くことが無くなってもまだ残る事があるなら、BMXは以前の規模で存在し続けるだろうし、健全であるだろう。それは叶うことのない夢だ。ユートピアだ。僕は、すこし責任を持って、たまに企業側の人間を笑う、そんなみんなを見たい。誰かとX−upも出来ないヤロウが現れたら、即座に笑って町から追い出せる様な。(笑)
君をストリートでビッグトリックを決める事にこだわらせるのは何?個人的な進歩?それともストリートライディングは今が旬だから?
それに向かってコツコツ積み上げて行って、出来る事を更に上のレベルに持って行く。時にその上のレベルはテクニカルだったり、簡単に出来るトリックを小さなトリックに応用したり、大きい、過激なトリックに挑戦するベースになるものかもしれない。
それって精神的なもの?ヤバい、と思って引き下がった事とかある?
そうだね、挑戦するための精神状態に持って行かないで何かをやろうとするとケガするね。不安が少しでも頭をよぎったら、それが頭を離れなくなる。本当に自分との戦いだ。これからやる事は何でも出来るって心に思っていれば、メイク出来る。たまにそう思える根拠が頭の中に見つからなくて、気が狂いそうになる。それが原因で完璧に自信を無くしている事に耐えられなくなる。でも長年乗っているから、行けるか行けないかは分かっているつもりだ。だからその感覚がない時は、諦めないと行けない。
キーステラは人のトレールに行く事について、すべてのトリックをする事について言える事は全部洗いざらい見せてくれたが、それ全部への責任は何?
僕はトレールのボスでもなんでもないし、それを語るのに十分な紙面が無いと思うが、それはどうとでもライディングを解釈できる、という事だと思う。でもライディングはトリックが出来る事、という風に見たことは無いな。
君はトリックを決める、というより流れを大切にしている?
誰かのライディングでは100%トリックよりその流れに目が行くね。最も難しいのはその流れを殺さないようにトリックを織り交ぜる事だと思う。そのレベルに達したなら、もっと信じられなくなるね。そうだね、どんな軽いペテン師野郎より、むしろモトクロスのようなスタイルでリズムに乗って走る方に目が行くね。(笑)
ベジタリアンらしいけど?
そういう環境に育って来たからね。大学に行っている時は肉を食べていたよ。その後から少しずつ毎日の食事から肉が減って行ったね。
今はもう殆ど完璧に動物から作られる製品や、食べ物は使ったり、食べたりしない?
ああ。殆どね。"完璧な菜食主義者"っていう定義が定かじゃないけどね。そんな制約はゾッとするね。僕は出来る範囲でやる。毎日目にする事になったら、食べないようにするけど。
それって健康的な理由から?それとも信念か何か?
うーん、肉は健康上の理由から食べないんだと思う。でもだからって昼飯のために殺された何かを裁くなんて出来ない。特に全くの健康なら、肉は食べない。それが良いか悪いか決めようなんて頭に無いね。
えーっと、もう十分に紙面を埋めるだけの事は聞いたね。最後にお礼でも?
エトニーズ、フォックス、アルビーズ、プリモ、キンク、オフィスで僕の正気を保ってくれているジョーリッチ、僕をトレールで乗らしてくれるオースチンの子供達、僕らを乗らしてくれるオースチンのスケートパーク、テリブルワンに手紙を書いてくれた子供達みんな、そしてBMXに。
special thanks"Green-G"